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2020.10.22(木)  奥村 和正

こんな筋トレはキケン!子供にやらせてはいけない筋トレ

こんな筋トレはキケン!子供にやらせてはいけない筋トレ

こんにちは!

キッズトレーナーのKAZです。

本日は
「こんな筋トレはキケン!子供にやらせてはいけない筋トレ」
と題しまして、子供がやると危険な筋トレをご紹介します!

キケンな筋トレとは?

そもそもどういう意味で「キケン」なのか、
まずはその定義からお話していきます。

結論から言うと、怪我に繋がりやすい筋トレがそれにあたります。

ではどのような筋トレが怪我に繋がりやすいかというと

【繰り返し強い負荷がかかる動作】

を含む筋トレです。

えっ、筋トレって強い負荷をかけるものじゃないの?
と不思議に思った方もいるかもしれません。

では具体的に例を挙げながらより深堀りしていきましょう!

キケンな筋トレ①

まず最初に紹介する筋トレは

【スクワットジャンプ】

です。

皆様ご存知の通り、繰り返し屈伸運動を行うトレーニングで
「キングオブエクササイズ」とも言われる程ポピュラーな筋トレです。

スクワットのように深く座り込んだところから思い切りジャンプ、
着地と同時にまた深くしゃがみこみジャンプを行うのが
スクワットジャンプです。

スクワットに関しては、よくそのフォームの大切さが言及されますが、
その代表的なものとして「膝がなるべくつま先より前に出ないように」
というのが挙げられます。

これは、膝が前に出る事で膝に大きな負担がかかってしまうという
理由からです。

子供がやるとどうなるか?

では子供がこのスクワットジャンプを膝が前に出たフォームで繰り返し行うと
どのような危険があるのでしょうか?

膝が前に出る事で、腿の前の筋肉である大腿四頭筋が強く緊張します。

この大腿四頭筋は腿の骨や骨盤から始まり、膝をまたいで脛の上部まで伸びる筋肉です。

この大腿四頭筋が強く収縮を繰り返すことで、骨にくっついている部分である脛骨粗面(脛の骨の上部)にとても強い力がかかります。

これが繰り返し行われることで脛骨粗面に炎症が起きてしまうのですが

これが小学生のスポーツ障害の代表である
「オスグッド病」と言われるものです。

特に大腿四頭筋が固く、お尻の筋肉が使えない子供がスクワットジャンプを
繰り返し行うとオスグッド病になる可能性は高くなります。

子供がやるべきトレーニング

とは言え筋トレがすべて子供にとってダメかと言われると
それはまた違います。

筋トレを行う事により骨に刺激が入り、骨の成長を促したり強くしたりする作用があることも研究でわかっています。

ですが成長期にある子供の骨はまだ柔らかい部分があるため
あまりにも強い負荷で同じ動作を何回も繰り返し繰り返し行う事による
障害リスクは高くなってしまいます。

ですので、体力レベルに合わせた適切な負荷の設定が重要になります。

また、子供は12歳ころまでに神経が大人と同じくらい発育するといわれているので、神経に信号を通すようなトレーニングが最適と言えます。

コーディネーショントレーニングと言われるものが代表的ですが、以前これらのトレーニングについても記事を書きましたので是非ご覧ください。

YouTube動画のご紹介

今回解説した子供がやると危険な筋トレについての動画も公開しています。

代わりとなるトレーニングや、スクワットジャンプ以外にも危険な筋トレをご紹介しているので気になる方は是非ご覧になってください。

この記事を書いたトレーナー
奥村 和正

奥村 和正

小学校から中学高校を通し様々な運動を経験するが、特に部活動ではレギュラーに定着出来なかったりと運動に対し次第に挫折感やコンプレックスを覚えるようになる。 大学に入りスキーにのめり込み、就職をせずにスキー選手の道を志し、競技と本気で向き合う中でフィジカル・メンタルトレーニングや食事の重要性に 気づく。また自身もプロのトレーナーのパーソナルトレーニングを受ける中で、何故今まで自分が出来なかったのかという気づきを得ることに楽しみを感じるようになり、徐々に指導者を志すようになる。   子供時代に運動が「できない」という経験が、自分に自信がもてない等様々な事に影響を及ぼした自身の経験を元に、子供を中心とした運動指導を志す。   現在はスキー競技を離れ、都内スポーツ教室やスキーのレッスンにて指導現場に立つ。総合的な運動、水泳等、様々な指導を経験する。 またいわゆる「運動神経の悪い」子供や障害を持つ子供に対しての指導法に関しても学んでいる。 NESTAキッズコーディネーショントレーニング スキー指導員 「一人一人の現状や目線に寄り添い、できた!という成功体験に導けるよう楽しく指導していきます!」

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