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2020.10.06(火)  榎本 茂樹

「トレーニングを正しいフォームで行う重要性」~正しいフォームを作っていく上で必要なフィードバックとは~①

「トレーニングを正しいフォームで行う重要性」~正しいフォームを作っていく上で必要なフィードバックとは~①

トレーニングを正しいフォームで行うことは重要なんだろうな、と誰しも何となくは思っていることだと思います。

ただ、何故正しいフォームで行う事が重要なのか、は実はボヤっとしていると思いますので、今回は正しいフォームで行う重要性について掘り下げていきます。

これは、トレーニングだけでなく、スポーツで正しい型やフォームを覚える上でも共通して言えることだと思いますので、是非そちらでも意識していただければと思います。

トレーニングは神経まで鍛える?

まず、トレーニングとは、「ただ単に筋肉を鍛えるだけでなく、脳や神経も鍛えることです」というのは、私何度もこのグループやブログで言っています。(スポーツの動作習得も同じです)

何故ならトレーニングは動作を洗練させることも重要で、人間の動作は、単一の筋肉が働くわけではなく、複数の筋肉が協調して働くもので、各筋肉に指令を出しているのは脳、指令を伝えているのは神経、だからです。

これを踏まえて、人間が新たなフォームや新しい動作にトライする時のことを解説していきます。

人間は動作を習得する時に

①運動制御→②運動学習

という2つの段階を経ますが、今回は、わかりやすく「野球の素振り」で新しいフォームを習得することを例に解説していきましょう!

動作習得のメカニズム

①運動制御これは、まさに新しい動作を習得している段階です。
新しいフォームを習得するために素振りを繰り返していることを想像してもらえると良いと思います。

より具体的に、身体の内部のお話をすると、

身体の至る所にある【固有受容覚】という温度、圧力、筋肉の伸び縮み等を感じるセンサーが中枢神経(脳)に今の身体の状態のデータを送る

そのデータに基づき中枢神経(脳)が適切な筋肉を使うように指示というやり取りを繰り返し繰り返し行っています。

そうすると、段々この筋肉はもっと使った方がいいな、逆にこの筋肉はリラックスした方がいいな、というのを中枢神経(脳)が判断し、動きが洗練されてきます。

そして、身体の内部では、【固有受容覚】から送られてくるデータに対して、中枢神経が徐々にオートマチックに反応し、指示を出すようになっていきます。

これを繰り返していくと動きが身につき、次の②運動学習という所にフェーズが移行します。

これは1回ではなく、持続的に同じ動作ができるようになった段階のことです。

素振りで言うと、意識せずとも正しいフォームでバットを振れる、それも再現性が非常に高いという段階にきています。

要は動きがオート化されたとも言えますが、身体の内部でも、このデータにはこのような反応といった形で中枢神経(脳)の働きがまさにオート化されているのです。

このように、人間は新しい動作を覚えて、自分のものにするのです。改めて過程をみると、人間ってめちゃくちゃ高性能ですよね(笑)

さてさて、この運動制御→運動学習に移行することを【促通】とも言いますが、この段階で間違った動作を覚えてしまうと果たしてどうなるでしょうか??はい、めちゃくちゃ恐ろしいことが起こります。。

こちらはまた次回解説していきたいと思います!

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この記事を書いたトレーナー
榎本 茂樹

榎本 茂樹

フリーランスのトレーナーとして、マイナースポーツ選手やスポーツ愛好家、スキーメーカーチームの陸上トレーニングを指導する一方、 銀座の超高級ジムにて各界のVIPのトレーニングやストレッチを担当しながら、独立を決意。 自身のスポーツ経験としては、早稲田大学入学を機にスキー競技にはまる。 大学卒業後に大手企業に入社するも、スキー選手活動の本格化に伴い退社。 幼少から競技に打ち込んでいた選手と渡り合い、成績を上げていくためにオフトレーニングの重要性を痛感し、 選手として、自身がウェイトトレーニング、ファンクショナルトレーニング、SAQトレーニング、 プライオメトリクス等様々なトレーニングメソッドを実践しながら学ぶ。 そして、選手活動を維持する為に、様々な職種に従事してきた中で、トレーナー職に大きな期待を込めて専門知識を習得する。 その後、ストレッチ専門店での実務経験を経て、スキー選手を引退し現在に至る。 「人が上達する姿を見ることに喜びを感じます。お客様の目標に寄り添って一人でやるとツラかったり、 地味で続けにくいトレーニングを、楽しく”効率的に”できるように指導していきます。

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