結果ではなく過程にコミットするパーソナルトレーニングジム。トレーニング未経験者大歓迎!/広尾駅・白金高輪駅。

2018.08.31(金)  榎本 茂樹

してはいけないトレーニング?

してはいけないトレーニング?

『トレーニングは競技動作結びつけた方が良いのか?』
~してはいけないトレーニング~

 

これは、非常に難しい問題です。
確かにトレーニングの原則に

【過負荷の原則】

というものがあり、筋の活動力を高めるためには
実際の活動よりも強い刺激を筋や神経筋に課す
必要があります。

 

しかし、結論から言うと、
トレーニングや身体に関する知識がなく
無理に競技動作に負荷をかけることは
危険です!!

 

何故なら、スポーツ動作においては、
関節や筋肉をギリギリ限度まで使う動作があり、
これにちょっとした負荷でもかけてしまうと傷害
に結びついてしまう可能性があるからです。

 

また、競技動作に外的な負荷をかけることに
よって本来の動作とは違う動作になり、
競技における技術が下手になると
いうこともあります。

 

以上の点から基本的に、
レジスタンストレーニングを行う時は
無理に競技動作でトレーニングをしない方が
良いということです。

 

しかしながら、トレーニングには

【特異性の原則】

というものもあり、トレーニングの効果は
トレーニングの内容に応じた特異的な
能力向上として得られます。

 

これを考えると、やっぱり競技動作で
トレーニングした方が効果的ではないか
と思ってしまう方もいると思います。

 

確かにそれは、一理あると思いますが、
動作ではなく、競技時間や休息時間
動作スピード等を考慮して、
それらをトレーニングに組み込んでいく方が
効率的だと思います。

 

ですので、トレーニングの動作まで、
競技に無理に結びつける必要はなく、
それはリスクが高すぎるように感じます。

 

トレーニングはあくまで、機能的な動作や
筋の活動力等を鍛えるものであって、
競技の技術を高めるのは、
そのスポーツの技術練習だということです。

 

それぞれの目的をしっかりと分けて
考えられれば、ケガのリスクは
減らせるということですね。

 

ある文献にこれに関連する興味深いことが
書かれていたので、最後に引用します。

 

「特定のスポーツにしか意味をなさないような
ストレングスやスピードを改善させる方法やプログラムはない。
大切なのは相違性ではなく、類似性である。
(中略)
つまり使い物になるストレングスとスピードは
理にかなった方法でもって向上されるのである。」

 

激しく同意致します。

 

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この記事を書いたトレーナー
榎本 茂樹

榎本 茂樹

フリーランスのトレーナーとして、マイナースポーツ選手やスポーツ愛好家、スキーメーカーチームの陸上トレーニングを指導する一方、 銀座の超高級ジムにて各界のVIPのトレーニングやストレッチを担当しながら、独立を決意。 自身のスポーツ経験としては、早稲田大学入学を機にスキー競技にはまる。 大学卒業後に大手企業に入社するも、スキー選手活動の本格化に伴い退社。 幼少から競技に打ち込んでいた選手と渡り合い、成績を上げていくためにオフトレーニングの重要性を痛感し、 選手として、自身がウェイトトレーニング、ファンクショナルトレーニング、SAQトレーニング、 プライオメトリクス等様々なトレーニングメソッドを実践しながら学ぶ。 そして、選手活動を維持する為に、様々な職種に従事してきた中で、トレーナー職に大きな期待を込めて専門知識を習得する。 その後、ストレッチ専門店での実務経験を経て、スキー選手を引退し現在に至る。 「人が上達する姿を見ることに喜びを感じます。お客様の目標に寄り添って一人でやるとツラかったり、 地味で続けにくいトレーニングを、楽しく”効率的に”できるように指導していきます。

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