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2018.05.02(水)  榎本 茂樹

身体が柔らかいけど、スポーツで上手く動けない原因と改善方法

こんな経験ないですか?

「ストレッチでは、すごく可動域が広い。だけど、いざスポーツをしてる時にうまく関節を動かせている感じがしない。自分が思い描いている動作が再現できない」

私もそんなことに悩み、試行錯誤してきましたが、そもそもこのような状況に陥る原因を知らなかったです。

そして、原因を知ることで対処法も知ることができスポーツでも大きく動けるようになりました。

ずばり、原因は二つあります!!

❶自動的可動域が小さい

可動域には【他動的可動域】と【自動的可動域】があります。
ストレッチ等で外から力が加わった時の可動域が前者で、後者は外力なしで自分で動かせる可動域です。

スポーツで必要な可動域はいわずもがな、【自動的可動域】です。

これを上げるには、ただストレッチするだけでなく、自分で動かせるように神経と筋の伝達を良くする必要があります。

そのためには軽い負荷でゆっくり正確に動くトレーニング等が有効です。
例えばチューブや自重等でトレーニングするのがお勧めです。

トレーニング例:股関節の外転の可動域が小さい方向け

当然、
【他動的可動域】>【自動的可動域】
となりますが、その差が大きいと感じる方は、このような神経系の問題が原因となっている可能性が高いです。

❷体幹が弱い

ストレッチは安定した場所でゆっくり行えますが、スポーツで関節を動かす時は、絶えず動いている最中です。

つまり、より体幹を安定させる必要があります。

でないと、いくら関節を動かしても動作となって表れません。

例えば、立った状態で股関節を曲げて脚を挙げて来る時に体幹も後ろに倒れていってしまったら股関節と体幹の角度は変わりませんよね。

そう考えると、関節を大きく動かす時に体幹が安定していないと意味がないと気づきます。

つまり、体幹の弱さがうまく動けない原因となっており、運動中体幹がぶれやすいと感じる方は、スポーツで上手く動くために体幹を固定・安定させるトレーニングが必要です。

トレーニング例:背骨を安定・固定するトレーニング

このように2つ原因と簡単な改善方法を挙げましたが、ただストレッチするだけでは、中々スポーツの動作には結びついてきません。

柔軟性が十分な方は、スポーツでその柔軟性を発揮できるようにこれらのトレーニングにも挑戦してみてください!!

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この記事を書いたトレーナー
榎本 茂樹

榎本 茂樹

フリーランスのトレーナーとして、マイナースポーツ選手やスポーツ愛好家、スキーメーカーチームの陸上トレーニングを指導する一方、 銀座の超高級ジムにて各界のVIPのトレーニングやストレッチを担当しながら、独立を決意。 自身のスポーツ経験としては、早稲田大学入学を機にスキー競技にはまる。 大学卒業後に大手企業に入社するも、スキー選手活動の本格化に伴い退社。 幼少から競技に打ち込んでいた選手と渡り合い、成績を上げていくためにオフトレーニングの重要性を痛感し、 選手として、自身がウェイトトレーニング、ファンクショナルトレーニング、SAQトレーニング、 プライオメトリクス等様々なトレーニングメソッドを実践しながら学ぶ。 そして、選手活動を維持する為に、様々な職種に従事してきた中で、トレーナー職に大きな期待を込めて専門知識を習得する。 その後、ストレッチ専門店での実務経験を経て、スキー選手を引退し現在に至る。 「人が上達する姿を見ることに喜びを感じます。お客様の目標に寄り添って一人でやるとツラかったり、 地味で続けにくいトレーニングを、楽しく”効率的に”できるように指導していきます。

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