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2021.02.09(火)  奥村 和正

子供にやらせてはいけないストレッチ

子供にやらせてはいけないストレッチ

こんにちは!キッズトレーナーKAZです。

今回は子供にやらせてはいけないストレッチをご紹介します。

ストレッチは体に悪い?

前屈や開脚などのいわゆる静的なストレッチは、体の柔軟性の維持・向上に効果があるのはもちろん、運動後に縮まった筋肉を伸長させるためにも行う必要があります。運動やスポーツに打ち込んだ後はしっかりとストレッチをしてケアをしてもらいたいものです。

しかしどんなストレッチでも子供にやらせていいものではありません。

特に頸椎や各関節及び靭帯に過度な負担がかかるものは避けるべきです。

また大きな反動を使ったストレッチなども、逆に怪我の原因になってしまう可能性があります。

いくつか例を挙げるので是非参考にしてみて下さい!

大腿四頭筋ストレッチ

まず上の写真のような、「正座から体を後ろに倒したストレッチ」です。

これは主に太ももの前面や股関節の筋肉を伸ばすストレッチですが、このような体勢で行うのは危険な場合があります。

柔軟性の低い子供がこのような体勢を取ると、オスグッド病の原因になったり、膝の靭帯や腰に強い負担がかかり怪我に繋がる可能性があります。

代わりに紹介するストレッチのやり方として上のような方法があります。

うつぶせになって、片足のつま先を持ち、かかとをお尻に引き付けるやり方です。

この方法であれば腰が反り過ぎる事もなく適度に太ももや股関節もストレッチすることが出来ます。

太ももの柔軟性が落ちる事でも上記したオスグッド病を引き起こす原因になるので、適度にストレッチをするよう心掛けたいものです。

首のストレッチ

次に紹介する子供にやらせてはいけないストレッチですが、上の写真のような形です。

いわゆるヨガの「鋤のポーズ」です。

鋤のポーズは内臓を正しい位置に戻したり、骨盤を引き上げたりする効果が期待できますが、反面首には大きな負担がかかるため、特に成長段階にある子供にとっては危険な場合があります。

とは言え現代の子供はゲームやタブレットなど、頭を前に倒した姿勢を長くとる事が多く、猫背の子供が増えているのも事実です。

頭が前に出る事で、首や背中上部の筋肉が引っ張られた状態が長く続くとコリや痛みが生じます。

首の血行不良は脳への血流減少にも繋がり集中力や思考力の低下を生むので、ここもしっかりとストレッチでケアをするようにしましょう。

やり方としては上の写真のように、座って背筋を伸ばした状態で、頭の後ろで手を組みます。そのまま手の重さで頭を前に倒し、首の後方をストレッチしましょう。

この時背筋は伸ばして、手の重さでジワジワ伸ばすように意識しましょう。

開脚ストレッチ

最後に紹介するのは、「背中を反動をつけて押す開脚ストレッチ」です。

格闘技などでは倒されるときなど、過剰に股関節が広げられる事があるので、このようなストレッチを行う事があります。

しかし股関節に過剰な柔軟性がすべてのスポーツで必要というわけではありません。

手加減がわからずに反動を使って行う事で、筋肉や靭帯の断裂の可能性すらあります。

解説動画のご紹介

いかがでしたでしょうか?

今回は子供がやってはいけないストレッチをご紹介しました。

動画でよりわかりやすくご説明しているので記事と併せて是非ご覧ください!

またBUDDY Youtubeチャンネルでは体や運動、健康についての情報を動画で配信していますので、是非チャンネル登録をよろしくお願いします!

www.youtube.com/channel/UC4lAJ3_xwa9NlbjqgVZtenQ

この記事を書いたトレーナー
奥村 和正

奥村 和正

小学校から中学高校を通し様々な運動を経験するが、特に部活動ではレギュラーに定着出来なかったりと運動に対し次第に挫折感やコンプレックスを覚えるようになる。 大学に入りスキーにのめり込み、就職をせずにスキー選手の道を志し、競技と本気で向き合う中でフィジカル・メンタルトレーニングや食事の重要性に 気づく。また自身もプロのトレーナーのパーソナルトレーニングを受ける中で、何故今まで自分が出来なかったのかという気づきを得ることに楽しみを感じるようになり、徐々に指導者を志すようになる。   子供時代に運動が「できない」という経験が、自分に自信がもてない等様々な事に影響を及ぼした自身の経験を元に、子供を中心とした運動指導を志す。   現在はスキー競技を離れ、都内スポーツ教室やスキーのレッスンにて指導現場に立つ。総合的な運動、水泳等、様々な指導を経験する。 またいわゆる「運動神経の悪い」子供や障害を持つ子供に対しての指導法に関しても学んでいる。 NESTAキッズコーディネーショントレーニング スキー指導員 「一人一人の現状や目線に寄り添い、できた!という成功体験に導けるよう楽しく指導していきます!」

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