「トレーニングをしても脚が細くならない…」
「脚に筋肉が付いて落ちない…」
こんな風にお悩みの女性は多いのではないでしょうか?

前回の記事で「日本人女性の多くは内旋型O脚である」というお話をいたしましたが、実はこの内旋型O脚が引き金になり足が太くなってしまうことがあるのです。(日本人女性に多い内旋型O脚とは?)
内旋型O脚が脚を太くする!
以前、私の書いた記事で「お尻の筋肉が使えない人が、ふくらはぎや太ももが太くなる!」と言うお話をした事があります。
(脚の筋トレでさらに脚が太くなる【女性が陥りやすいミス】#116)
今回もそのお話と関連しているのですが、その構造をO脚にフォーカスしてお話していきたいと思います。
内旋型O脚とは「股関節が過剰に内旋している姿勢」によって引き起こるO脚でした。
ここで重要になる膝関節の機能があります。
実は脚を浮かせて完全に膝を伸ばしきると、つま先が僅かに外を向く構造になっています(スクリューホームムーブメント)。
これが立った状態では、地面に脚が設置している為、脚を伸ばしきるとつま先が固定されている代わりに、股関節が僅かに内旋する働きが起きます。
つまり、内旋型O脚の人は、そもそも股関節が内旋しているので、脚を伸ばそうとした時に、可動域が足りず僅かに脚の関節が屈曲した状態になってしまいます(軽度屈曲位)。
本来はある程度骨格でバランスを取るべき姿勢を、関節が曲がっている事で筋肉で固定する必要があるのです。
この内旋型O脚によって脚が伸びきらない事が、筋肉に負担をかけ常にトレーニングをしている状態となり、脚を太くするのです。
内旋型O脚の改善方法
内旋型O脚は、内ももの筋肉で股関節を強く引っ張り、お尻の筋肉が使えなくなってしまっている状態です。
まずは股関節の外旋可動域を広げ、そこからお尻の筋肉を鍛えて、股関節が内旋しない状態を作る必要があります。
動画で詳しく解説していますので、ご参照ください!
闇雲に筋トレをしたり、食事の制限をする事は必ずしも脚を遅くすることに繋がりません。
まずは身体のバランスを整えるトレーニングを行い、正しい姿勢を身につける事が理想の脚を手に入れる為には必要なのです。