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2022.05.25(水)  服部紗季

ヒップホップダンスの歴史

ヒップホップダンスの歴史

皆さんこんにちは!
BUDDYダンストレーナーのSAKIです✨
前回は、私自身のダンス経験を、前編後編に分けてお話しました。
今回は、ヒップホップダンスはそもそもどのようにして生まれたのか、そしてどんな種類があるのかなど、
具体的にお伝えしていきます‼️

まずは簡単に、私の自己紹介をさせてください。
地元北海道札幌市で6歳からダンスを始め、最初はジャズダンス・ヒップホップダンスから学び始めました。
毎日のレッスンがとても楽しく、好奇心旺盛だった私はすぐにオールジャンルを学び始めました。
ダンスのインストラクターになりたいという夢を18歳で叶え、4年間教えを学び、LAとNYでのダンス留学の経験を経て、現在は東京にてプロダンサーとして活動しています。

この記事は、これからダンスを始めたい方や、少しでもダンスに興味がある方に是非、読んでいただきたいです。

ヒップホップってどういう意味?

”ヒップホップ”と聞くと皆さんは、何を思い浮かべますか?
音楽や、ダンスを思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、実は、日本語でいうと、「流行な」や「格好いい」という意味になります。
最近で言われる”SWAG” にもニュアンスは似ていますね✨
“HOP”は、「跳ぶ」や「跳躍する」という意味で、音楽やダンスだけじゃなく、ファッション、アートを含めた「黒人の創造性文化」をという意味を込めてHIPHOPと名付けられたとされています。

どこで生まれたの?

HIP HOPの歴史は、なんと…1970年代中頃までさかのぼります。
まだスラム街だったアメリカ・ニューヨークのブロンクスという土地から生まれました。
ブロンクスに住んでいる貧民層の若者が、のちに「ブレイクダンス」や「ラップ」となる音楽や踊りで腕を
競い合い、それが発展して「HIP HOP」という文化が生まれました。
オーバーサイズのジーパンや白いスニーカーに代表されるB-BOYファッションも同時に生まれました。

ちなみに、ブレイクダンスやラップは、ギャング同士の銃撃戦の代替手段として使われていました。
銃撃戦になるとお互いに死傷者が増えて両勢力にとって甚大が被害が出るので、音楽的なスキルを競って勝敗を決めるという平和的な解決法として、ブレイクダンスやラップが用いられていたのです!

昔から、少し悪いイメージを持たれてしまいがちなHIP HOPという文化ですが、実は抗争の代わりを担ったピースフルな歴史を持っています✨

ヒップホップの要素

ヒップホップの4つの要素は何かご存知ですか?
①ラップ
②ブレイクダンス
③DJプレイ
④グラフィティ の4つになります。

一つずつ詳しく見ていきましょう!
①代表的なものは「ラップ」です。ラップとは、やや平坦な音程、ライミング(韻を踏む)、ストリート・カルチャーを連想させる言葉を使う歌唱法です。
ヒップホップ発祥のアメリカでは、ニュー・スクール世代以降の世代が「ラッパー」という呼称を使っていると言われています。
日本でも若い世代には定着しており、MCではなく「ラッパー」を自称する者が増えてきています。

②「ブレイクダンス」とは、逆立ちやジャンプ、開脚などの派手な動きを複合させて踊る「ダンス」の一種類です。最近のビックニュースといえば、2024年パリオリンピック競技大会の新競技として、ダンススポーツ競技のブレイキン(ブレイクダンス)種目の追加が正式に決定いたしましたね!!
日本選手は男女ともに、昨年の世界選手権や「Red Bull BC One」等の国際的なビッグイベントでも優勝するなど、近年世界トップレベルの活躍を見せており、金メダル獲得に向けて大きな期待が寄せられています。
みなさま、要チェックです✨

③「グラフィティ」は、グラフィティアートとも呼びます。
人気のない場所のコンクリートの壁などに、スプレー缶で描かれた変な落書きを見たことはないでしょうか?
あれが「グラフィティ」という一種類のアートです。

④「DJプレイ」とは、HIP HOPの音楽(ビート)を流す2つのターンテーブルとミキサーを使いながら、2枚のレコードを同時に操作します。
ターンテーブルの回転数を調整し、テンポをうまく合わせて、次の曲へとつないでリミックスをしていきます。

この4つを総合して「HIP HOP」と呼びます。
また、近年ではこの4つに「B-BOYファッション」を入れて5大エレメントがHIP HOPであるという考えも生まれてきています。

ヒップホップダンスの種類

今では、ヒップホップダンスは、広い世代に広まってきています!
子供は3歳ぐらいから、大人はシニア世代まで、色々な方に楽しまれています。
TikTokなどのSNSでは、簡単な振り付けを誰もが手軽に踊ることが出来るようになり、学校の授業にも取り入れられていますね✨

ヒップホップダンスは、時代とともに、進化していて、色々な スタイルが生まれたり、複雑に枝分かれしてきています。

一般的には、ヒップホップ要素から生まれたダンススタイルである、ブレイクまたは、ポップ、ロックといったジャンルを、オールドスクールと呼んでいて、世間一般でいう、ヒップホップダンスは、ニュースクールと呼ばれています。その中間の時代に生まれたダンスを、ミドルスクールとも呼んでいるようですが、これは、日本人独自の分け方で、海外では、ニュースクールか、オールドスクールで分けることが多いです✨

ヒップホップダンスというのは、絶対に、こうでなければいけないと言う決まりや、正しいも間違っているもなく、誰でも楽しめるものです!
私自身も、生徒さんたちにダンスを教えるときは、とにかく楽しむことを最優先にダンスを教えています。

ヒップホップ好きさんへのオススメの映画

【映画】

ストレイト・アウタ・コンプトン

→ウエスト・コーストのレジェンドラップグループの「N.W.A」の成功と破綻までを描いた作品です!
世界を巻き込んだ「N.W.A」の青春ムービー!これは、必見です✨

②8Mile

→エミネムがとにかくかっこいい!
『自分自身に、自分の置かれた環境に負けるな!』そんな熱いメッセージを感じる映画です。

③WILD STYLE

→ヒップホップが始まる瞬間を切り取った映画!DJ・ラップ・ブレイクダンス・グラフティアート。
ヒップホップを語る上では欠かしてはいけないこの4キーワードが詰め込まれた映画です。

HIOHOPにがっつり浸りたい!!という方は、是非とも観て下さいね✨

この記事を書いたトレーナー

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