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2019.04.17(水)  奥村 和正

運動神経とは!?~続編:子供が取り組むべきトレーニング~

運動神経とは!?~続編:子供が取り組むべきトレーニング~

以前、運動神経のメカニズムやゴールデンエイジについてブログで書きましたが、

今回はそんなゴールデンエイジにお子さんに取り組んでいただきたい運動について書いていきます。

ゴールデンエイジとは

簡単に説明すると5~12歳くらいまでの時期を指します。

この時期は身体の発達段階の特徴として、
神経系が成人の80%まで発達しているのに対し
骨格や筋肉、内蔵といった身体を形作るものは
成人の40~60%くらいになると言われています。

つまりこの時期には
高強度のトレーニングを行うと急性、慢性的な怪我を負うリスクがかなり高いといえます。

逆に、
神経はほぼ成人と同じくらい完成しているのでこの神経に信号を送る作業を中心に運動を行う事が望ましいと言えます。

運動をする歳には脳から筋肉に信号が送られ筋肉を動かすメカニズムになっていますが子供にとって様々な動きが未体験のものです。

つまり、様々な基本的な動作を適切に覚えていくのがこのゴールデンエイジの内にもっともやっておきたい運動にあたります。

基礎的運動のポイント

これは大人のトレーニングでも同じことですが
まずは「体幹」をただしく使える事がとても大事になります。

ここでは体幹とは手と足以外の胴体部分とします。

体幹の真ん中を通る背骨は、
首の骨である脛骨が7個
胸部にある胸椎12個
腰の部分にある腰椎5個
そして仙骨と尾骨でできています。

身体を動かす時は
前述の腰椎部分をしっかり固定
胸椎からうえや股関節から下を
ダイナミックに動かす
事が理想になります。

また、足首の動きも非常に重要です。

足首がしっかりと使える事で地面からの力を全身に伝える事ができます。

例えば、足の遅い子供は足首が効果的に使えていない事が非常に多く、地面が蹴れていません。

このような、胸椎、股関節、足関節などアクティブに動かしたい関節を「モビリティ関節」と呼んだりします。

またモビリティ関節の隣には固定しておきたい腰椎や膝関節などの「スタビリティ関節」があります。

モビリティ関節の動きが悪いと本来そこまで可動域のないスタビリティ関節に負担が及ぶことで痛みを引き起こしたりしてしまいます。

子供のうちにこのモビリティ関節とスタビリティ関節の適切な動きを覚えさせる事で運動能力の向上や将来的な傷害予防につながります。

基礎的運動を習得するためのオススメトレーニング

オススメの運動としては「アニマルウォーク」というものがあります。

読んで字の如く、動物の動きに模して作られた運動になります。

基本的には四つん這いになった中で行う種目が多いのですが、四つん這いになることで様々な効果が望めます。

一つ目は四つん這いになることで、体幹を安定させる筋肉を動員することが出来ます。

また、移動するために、手も足も使わないといけないためお腹に力をいれつつ、手足をバラバラに動かす全身の連動性を自然と身につける事が出来るのです。

地味で辛い体幹トレーニングの強度はそのままに「これは何の動物?」といったように
好奇心を誘うようなものでもあるので楽しく取り組んでいただけます。

BUDDY動画チャンネルにも
アニマルウォークの動画を公開していますので是非参考にしてみてください。

この記事を書いたトレーナー
奥村 和正

奥村 和正

小学校から中学高校を通し様々な運動を経験するが、特に部活動ではレギュラーに定着出来なかったりと運動に対し次第に挫折感やコンプレックスを覚えるようになる。 大学に入りスキーにのめり込み、就職をせずにスキー選手の道を志し、競技と本気で向き合う中でフィジカル・メンタルトレーニングや食事の重要性に 気づく。また自身もプロのトレーナーのパーソナルトレーニングを受ける中で、何故今まで自分が出来なかったのかという気づきを得ることに楽しみを感じるようになり、徐々に指導者を志すようになる。   子供時代に運動が「できない」という経験が、自分に自信がもてない等様々な事に影響を及ぼした自身の経験を元に、子供を中心とした運動指導を志す。   現在はスキー競技を離れ、都内スポーツ教室やスキーのレッスンにて指導現場に立つ。総合的な運動、水泳等、様々な指導を経験する。 またいわゆる「運動神経の悪い」子供や障害を持つ子供に対しての指導法に関しても学んでいる。 NESTAキッズコーディネーショントレーニング スキー指導員 「一人一人の現状や目線に寄り添い、できた!という成功体験に導けるよう楽しく指導していきます!」

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